2020年3月下旬以降、Youtubeの画質が悪くなったと感じた人への記事です。
現在、YouTube側が再生画質を低下側に設定している
新型コロナウイルスで家にいる人が増えYouTubeの再生が増えるための対応として
2020年3月24日、YouTubeは、
「日本を含め世界的に、すべての動画のデフォルト再生画質を一時的に[標準]に設定していく」と発表しました。
これはすでにヨーロッパで行われているデフォルト再生画質の[標準]設定の範囲を世界的に適用していくものです。日本では
・いつから適用されるのか
・[標準]画質はどれになるのか
は、発表からは分かりません。
再生画質とは?
再生画質とはYouTubeを画面に再生する場合の画素数の事で、数字が大きくなれば、綺麗になり、小さくなれば、綺麗でなくなります。
縦横の画素数はざっくりまとめると
画素数 | 放送、再生形式 |
3,840×2,160 | 4K (UHD) |
1,920×1,080 | フルハイビジョン(Full HD) |
1,280×720 | ハイビジョン (HD) |
720×480 | クリアビジョン (SD) |
YouTubeは青色で示した垂直解像度で画質を再生設定の見出しとしています。
画素数が増えると、綺麗だけど、それだけ送る情報量が増え、
インターネットの帯域やYouTube側のサーバーやインターネットプロバイダーの負荷が増えることになります。特にインターネット帯域がYouTubeによる影響で圧迫されることは公共の考えからは問題となります。
世界的な情勢を考えるとYouTubeの行動は当然の事と思われます。
デフォルトの再生画質とは、その番組の再生を開始したときの設定上の最高再生画質で、自動変動します。家の回線もですが、モバイルで例えると電波状況に応じて自動的に画質を下げたり、電波状況が良ければ、 設定した最高画質に戻したり自動で行われます。
番組(動画)ソース自体が4Kで作られたものだったりSDで作られたものだったり、動画自体でデフォルトの再生画質が変わる場合があります。
自分の端末では3月27日から720pになった(3/29は480p)
自分のiPhoneで確認したところ、3月24日、25日は画質低下は起きていませんでしたが 3月27日では720pになっています。
3月24日のある動画はデフォルトで 1080pでした。
3月27日に同じ動画を再生したところ、720pになっています。
720pとは有効垂直解像度720本のプログレッシブ方式ことを差し、
1,280×720 の画質になります。
3月29日にはデフォルト480pになっています。
テレビでのYouTube再生は画質低下無し
自分が持っているLGTVで確認したところ、3月27日現在は画質低下は起きていません。以下は統計情報を撮ったものです。
自分のLGTVのYouTube再生の元々の最高設定は720p(1,280×720)でそのままです。
3/29現在もテレビのYouTubeは720pのままです。
再生画質は変更できる
デフォルトの再生画質を現在YouTubeは下げていますが、変更はできます。
以下はiPhoneの例です。
再生中の画面で赤○の箇所をクリックすると現在の再生画質が表示され、
さらにその再生画質をクリックすると設定を変更できます。
設定変更はモラルの問題
今回は世界的な新型コロナウイルスの対応ということでYouTube側がデフォルトで画質を落としています。
自分の端末で画質を上げる行為は、インターネット帯域を圧迫します。 「自分だけは良いだろう」と思わず、YouTubeの考えに協力して、デフォルトのままでYouTubeを見ることをお勧めします。
(カバー アイキャッチ画像 写真出典)Mizter_X94によるPixabayからの画像
コメント