普段先代のBMW 118d(F20)を乗っていますが、自分なりの燃費を伸ばすコツを書いてみたいと思います。
先日、高速道路で燃費計測した時は30.1km/Lを計測しました。
その時の記事は以下になります。
高出力と低燃費を実現している BMW B47D20エンジン
118dに搭載されているB47D20エンジン(2リッター直列4気筒ディーゼルターボ)は
出力は馬力こそ控え目な150ps ですが、トルクは320Nmとディーゼルならではの強力なトルクを持ち合わせています。
1シリーズのB47D20は同型のエンジンを積む他のBMWのシリーズより出力を抑えられているものの、ひと踏みすれば200km/h軽くオーバーします。(クローズドサーキットのでの話)
それでいてカタログ燃費はJC08モードで 22.2km/L。
自分の街中の普段乗りの燃費は15km/L~17km/Lなので、実走行の燃費がカタログ燃費に比べ極端に悪くならないのも強みです。
高速道路の燃費は上記記事に書いた通り圧倒的に良いです。
低燃費走行の考え方
燃費が良いと言っても、やはり乗り方で変わってしまうもので、乗り方次第で伸びていきます。
自分の低燃費走行を実現するための方法を高速道路、一般道路に分けて挙げてみたいと思います。
交通の流れを妨げないのも気を付けます。
低燃費走行 高速道路編
1. 90km/h位で走る
走行車線の流れを妨げないのが大前提なので、走行車線の流れる速度で走ります。
体感的には100km/hだと90km/hと比べ5~10%位燃費が悪くなるので100km/hまでは
上げません。
2. ECO PROモードで走り、オートクルーズを使う(ただし、急な下り坂は切る)
BMWには3つのエンジンモードがあり
ECO PRO
COMFORT
SPORT
ECO PROは燃費重視、COMFORTは普段使いの時、SPORTは出力を上げて走りを楽しみたい時
のように使い分けができます。
ECO PROモードで走る最大の利点は「セーリング(コースティング)」が出来ることです。
一般的にはコースティングと言った方が通りがあるかもしれませんが、BMWではセーリングと言います。 「セーリング」とは、アクセルを離した時、オートマながらエンジンとトランスミッションが切り離された状態 (マニュアルトランスミッションでいう所のニュートラル)になる点です。
通常アクセルをオフにするとエンジンブレーキがかかり、それが負荷となり速度の減速を招きますが、セーリングになると、エンジンブレーキがかからないので、減速が少なく、感覚的にはするすると進んでいきます。
特にエンジンブレーキが大きいディーゼルエンジンはアクセルオフによる減速も大きいので、セーリングの威力は絶大です。
下り坂ではアクセルを開けずともスピードが落ちるどころか上がっていきます。
オートクルーズは速度を一定に保ち、人間が行うラフなアクセルワークをコンピュータが細かくアクセル管理するので、燃費には良好に働きます。
ただし、オートクルーズ中は下り坂でも一定の速度制御をするのでセーリングが働きません。 なので下り坂になったらオートクルーズを切って、セーリングを働かせてあげればものすごく燃費を稼ぐことが出来ます。
低燃費走行 一般道路編
1.ダラダラアクセルを開けない、メリハリをつける
BMWのエンジニアにどこかで聞いた話ですが、一般道ではダラダラアクセルを開けているより、スタートから自分の走りたい速度までスパッとアクセルを開け、その速度になったらアクセルオフにして惰性で走った方が燃費は良いそうです。
もちろんアクセルを急のつくレベルで開けるわけではなく、ある程度の加減で開けるのだと思われます。 先ほど書いた「セーリング」はBMWの場合60km/hから働きます(説明書にはもっと上の速度から働くと書いてありますが、118dだと60km/hきっかりでコースティングに切り替わります。
なので、一般道でもECO PROでコースティングするのが燃費には良いです。
ある程度速度が出るバイパス道路などだと効果あります。
2.暖機運転はしない
暖機運転はエンジンが温まるまで動かさないことを示しますが、暖機運転で温まるのは結局エンジンだけで、他の駆動系は暖機運転中も冷えたままです。
暖機運転は燃料を燃やすだけで燃費が悪くなります。 エンジンだけを温めるのなら、エンジンがかかったらすぐに出発して少しの間ゆっくり走り、エンジン、駆動系、足回りを温める方が合理的です。
ECO PROのセーリングとエアコン共調
ちなみに、ECO PROモードには、このモードの時エアコン(冷房)をモード共調させ弱くするモードがありますが、これにすると全然冷えなくるのでこのモード使っていません。
このエアコン共調やセーリングの設定は
iDriveの車両設定→ECO PRO設定で設定や確認が出来ます。
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