現在プレオーダー中のBMW 新2シリーズグランクーペ M235i xDriveがディーラーに展示されているので実車を見てきました。
現在プレオーダー中
新2シリーズグランクーペF44 は4月からの発売を前に現在プレオーダー中です。
まだ試乗はできませんが、車自体は展示車がすでにディーラーあります。
行きつけのセールスさんに聞いたところ現在 M235i xDriveを展示しており、バックヤードには218i Mスポーツもあるとのことで伺って来ました。
今日届いたばかりという、カタログ、諸元表、価格オプション表も頂きました。
BMWの位置付け 偶数シリーズはクーペ
BMWのグレードは実用や基本スタイルになる奇数番号が付けられたシリーズと、
それに対してスタイリング重視(クーペスタイル)の偶数シリーズに分けられます。
この法則に則るなら本来、1シリーズのクーぺスタイルが2シリーズの位置付けなのですが、今までの2シリーズはこの法則から外れてクーペ車は
2枚ドアの220iクーペやM240iクーペ、M2など1シリーズとは独立したモデルになっていました。
しかし、今回のグランクーペの登場により、まさしく「1シリーズのクーぺスタイル」がそれになりました。
M235i xDrive(F44)
展示車の写真を使いながら新2シリーズグランクーペを紹介します。
M235i xDriveは1シリーズのM135i xDriveの2シリーズ版の位置づけです。
M Performanceのエンジンは2L直列4気筒横置きガソリンエンジンで出力は306ps/450Nm の性能。
M135iと同じ B48A20E エンジンです。
外観の最大の特徴はボディ中央部から後方にかけて滑らかにスラントするスタイリングです。
また、クーペにふさわしく、ドアに窓枠が無いサッシュレスドアになっています。
とても流麗なラインでカッコイイです!
リアのコンビネーションランプはBMW 最近のトレンドである細長タイプでBMWエンブレムを横に貫く黒いバーのアクセントが特徴です。
トランク部にある少し上にはね上げられるスポイラー、エキゾーストパイプ部のディフューザーがM235iのみの装備です。
キドニーグリルはM135iと同じで縦と斜めにラインが入ったBMW Z4タイプのものですが、M135iが縦に大きいキドニーグリルに対し、M235iは横に大きいタイプになっています。
縦長は迫力があるのに対して、横長はスマートさ、スポーティーさを感じます。
このグリルデザインは218iなどとは異なります。
M135iのキドニーグリルはこちらになります。
タイヤサイズは225/40R18 92Y。 FRじゃないので前後異型サイズではもうありません。
これは左前タイヤ。左隅にインタークーラーかラジエターらしきものが見えます。
ランフラットのBRIDGESTONE TURANZA T005を履きます。M135iと同じです。
M135i高速試乗会の記事でも書きましたが、Mの名が付くモデルでツアラー系のブランドのタイヤを履くことに非常に違和感を感じます。
ちなみに海外のレポートを見るとPIRELLI P ZEROが履かれているようです。
1シリーズ、2シリーズの差分
詳しい事は以下記事に書きましたが、エンジン、内装など同じで、目に見える差はボディタイプ(5ドアハッチバックか5ドアクーペ)の差と価格差のみです。
FF駆動としての走りの熟成度は後発の2シリーズグランクーペの方が良いようです。
ディーゼルエンジンモデルの可能性
欧州では新2シリーズグランクーペ(F44)は220dのディーゼルモデルがあります。
セールスさんの話では日本では偶数シリーズのディーゼルは基本的にラインアップしないとのことです。
これはBMW日本法人の方も言っていました。
クーペタイプに実用的なイメージのディーゼルは合わないと思っているのでしょうかね。
X2でさえもディーゼルはラインアップされていません。
ただし、2シリーズではすでに218dアクティブツアラー、218dグランツアラーという例外があったことからもしかしたら「ありえる」とも言っていました。
感想・まとめ
新2シリーズグランクーペはクーペにふさわしい綺麗なボディラインで、武骨なBMWから一線を画したカッコイイモデルです。
3、4シリーズクラスまで行くと少し大きいと感じる人が車をスタイル重視で選ぶ人には良いモデルだと思います。
また1シリーズの価格を含めた手ごろさは良いけどハッチバックはどうもと思っている人にも合っています。
4月になると試乗できるとのことで、その時が楽しみです。
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