新3シリーズ(G20)から始まった、日本初機能
BMW 新3シリーズ(G20)を始めとして、2019年からのフルモデルチェンジした車種には
フロントガラス上部の3眼カメラ、フロントバンパーにあるレーダー、その情報を処理する画像処理プロセッサEyeQ4らのハードウェア、 ならびにソフトウェアを用いて、日本初となる高速道路の渋滞時にハンズ・オフ(手放し運転)を可能にしています。
国産車を始め他社はハンドルから手を放すことは認めておらず、BMWの手放し運転が日本初の機能となっています。
ハンドルに全く手を触れずに、ステアリング・アクセル・ブレーキを車両に委ねることが出来るハンズ・オフ。
「自動運転」という名称は使わず、BMWは「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」としています。
ハンズ・オフ機能は新3シリーズ以外でも、このハードウェアを搭載した車種かつ、時期的に2019年夏以降の車両 BMW 3シリーズ、 BMW 7シリーズ、BMW 8シリーズ クーペ、BMW 8シリーズ カブリオレ、BMW X5、BMW X7 で実現可能になっています。
2019年夏より前に購入された、このハードウェアを備えた同シリーズの車は、BMWディーラーによるソフトウェアアップデートでハンズ・オフ機能を手にすることが出来ます。
ハンズ・オフ機能
ハンズ・オフ機能は一定の条件下で、運転手がハンドルから手を放して車自身が
前車を追随する運転支援機能です。この「一定の条件」とは
・高速道路上である
・60km/h以下である
・追随する前車が居る
・運転手は前方を見ていること
これで、ACC(アダプティブクルーズコントロール)の延長上としてハンズ・オフ機能を使うことが出来ます。
運転手が前方を見ている/見ていないの判断は、メーターパネル内にカメラが内臓されており、運転手の目線を監視しています。監視していると書くと何か見張られていて気持ち悪い気がしますが、カメラがどこにあるかは目視では分からないので圧迫感はゼロです。
前車がいないと機能しないあたりは、やはり運転支援レベルということになります。
(自律して進むことが出来ない)
運転支援レベルといっても、ACCの時より運転支援が桁違いで、渋滞している時やノロノロ運転の時の安全性や疲労軽減を考えれば、とても魅力的なアクセサリーです。
BMW 新型1シリーズのハードウェア
新1シリーズの現在のラインアップはM135i xDrive, 118i M sport, 118i standard / play,ですが、現車を確認する限りでは、3眼カメラ、並びにフロントバンパーにあるレーダーが新1シリーズも装着されています。
初め現車を見たとき、この3シリーズ同様のハードウェアを見て、もしかしたら1シリーズもハンズ・オフが可能ではないかと期待しました。
そこで、セールスマンに聞いてみました。
残念ながら新1シリーズはハンズ・オフ機能なし
セールスマンに「新1シリーズでハンズ・オフ機能は可能なのか?」と聞いてみました。
答えは「不可能です」と
BMWジーニアスという商品説明専任スタッフにも聞いたことがありますが
「有りません」と言っていました。
おそらく、ハードウェアは上位シリーズと同じだが、1シリーズという普段使いの車種である事や
商品ラインナップの差別化のために付けてないものと思われます。
買う側に立つと、なんで無いんだと思いますが、売る側に立つと商品の構成上、プレミアムとなるものが有ったり無かったりは当然かと思います。
しかし、ハードウェア的には必要なものは備わっているので、いつか1シリーズも、適用されるのを望みたいと思います。
コメント