待望の新1シリーズディーゼル
2020/4/2 BMW Japanは新1シリーズにディーゼルエンジンを搭載した118dを発表
今までの新1シリーズは大まかなグレード分けではM135iと118iで、共にガソリンエンジンモデルでした。
本日ディーゼルの118dが発表、同日から発売開始になりました。
新エンジンは排ガス浄化システムに高品質尿素水(AdBlue)を使用
新118dには2L直列4気筒横置きのX2 xDrive 18dと同じディーゼルエンジンが与えられます。
従来の118dエンジンは排ガス浄化システムに特別なデバイスを設けずに環境基準をクリアしていましたが、今回のエンジンは高品質尿素水(AdBlue)を使用します。
これについては以下の記事で書いています。
AdBlueを使うことでNOx低減、煤への対応も有利に働くことから、煤のたまりに
気苦労することから解放されそうです。
また、従来モデルに比べCO2 排出量を約 5%削減しています。
シングルターボからツインターボへ
従来の118dエンジンは「ツインパワー・エンジン」という名称で、実際はシングルタービンのターボなのですが、タービンが2つあるかのような誤解を招きかねない表記でした。
これについてBMWはツイン・スクロールという排気ガスのタービンへの「2つの経路」の事を言っていたようです。
今回の118dエンジンは、2ステージターボと表記されていたことから、正真正銘のツインターボ(タービンが2つある)作りになりました。
2ステージターボと呼ばれる仕組みは、低回転域をカバーするタービンと
それより上の回転域をカバーするタービンの2段構えで効率と出力を得ることが出来ます。
新旧エンジン比較 B47D20A B47C20B
従来118dのエンジンB47D20Aと新118dのエンジン名B47C20Bを搭載した比較をしてみます。
B47D20Aの”D”はディーゼルエンジンを示しています。
今回はFF駆動になりましたのでB47C20Bの”C”になっています。Cはディーゼルエンジン+横置きを表しています。
燃費については「旧118dのWLTCモード燃費」と「新118dのJC08モード」の燃費が公開されていないため、
新118dと同じエンジンになるX2 Xdrive 18dの国土交通省への公開データ
15.3km/L WLTCモード
20.2km/L JC08モード
を参考にWLTC:JC08を1:1.320として算出すると(*1)になります。
X2とは重量や他が違うため、あくまで想定値です。
馬力 | トルク | 燃費JC08モード | 燃費WLTCモード | |
旧118d | 150ps | 320Nm | 22.2km/L | 16.8km/L(*1) |
新118d | 150ps | 350Nm | 22.0km/L(*1) | 16.7km/L |
出力は上がりましたが燃費はほぼ同じです。
価格は¥ 3,850,000から
「Edition Joy+」というサブグレード名称が与えられ、118d Play Edition Joy+ というグレード3,850,000円から118d M Sportの4,150,000円までの価格帯になります。
いよいよ発売された新118d。とても楽しみです。
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