REGZA 55M530Xが家に来てから約1ヶ月経ちましたのでレビューします。
サイズ、外観
ここ数年のテレビの外枠(ベゼル)の薄さは薄いものの、とびぬけて薄いわけではなく普通の薄さです。
サイズは12年前買った自分が持っていたREGZA 52Z3500と比べると
外枠寸法は
モデル | 幅(cm) | 高さ(cm)台込 | 奥行(cm) |
52Z3500 | 128.0 | 84.7 | 39.0 |
55M530X | 123.0 | 75.0 | 20.7 |
画面サイズ(52→55)は大きくなっているものの、外枠だと小さくなっています。
そのため画面がサイズアップした印象が非常に薄く、52→55インチだと
「より大きなテレビを買った」という満足感は得られないです。
52→58位でもよかったと思います。
写真は撮影者の映り込みのため、その部分はぼかしています。
上位機種との差分
M530Xは液晶パネルの中間的なモデルです。
上位機種のZ730Xとの最大の機能差分はタイムシフトです。
映像処理エンジンも違いますが、その差がどの程度あるのかは疑問です。
画質
4Kは暗いなんてことは無い
昨年、4Kテレビは暗い(輝度が十分足りない)なんて記事が世の中に出回ったりしましたが REGZA 55M530Xに関しては全くそのようなことはありません。
NHK BS 4Kチャンネルや他のBS 4Kを選ぶと、あからさまに輝度を上げるようなパネルの光り方をしていますが明るく、鮮やかな4K放送を見ることが出来ます。
4K、ハイビジョン地上波、BS、CSその他ソースで「暗い」と感じたケースはありません。
写真はNHK BS 4Kのものですが、明暗綺麗に表現されています。
地上波およびBS,CS,ブルーレイ
4Kパネル(3840×2160)に地上波やBSなどハイビジョン(1920×1080)を映す場合、縦2倍、横2倍の合計4倍にアップコンバートして映し出すのですが、ハイビジョン映像は違和感なく、綺麗に表示されています。
また、HDMI入力のブルーレイ(Bluray)DISCのハイビジョン映像も、非常にうまくアップコンバートしています。
DVD DISC(720×480)だとアップコンバートの限界で綺麗にはなりません。
4K放送
放送で4Kソースを流しているのは、事実上NHK BS 4Kのみで、他のBS 4Kはハイビジョンのアップコンバートを流しているのが大半なので、ネイティブな4K放送をなかなか評価できません。
NHK BS 4Kの画質について言うと綺麗ですが、それ以上の印象はありません。
4Kソースが限られるため、あまり評価できていないのも事実です。
放送ではなく、YouTubeなど動画配信サービスの4Kを今後評価したいと思います。
横からの視野角、白飛び
VA方式の液晶パネルのため視野角が狭いです。52Z3500もVA方式でしたがそれよりも、少し白っぽいです。
横からの視野角は狭いため使い方、例えば会議室、待合室など正面以外の人が多いシーンでは注意する必要があります。
是非家電量販店で確認することをお勧めします。
チューナー
- 地上波 x3機
- BS・110度CS x3機
- 4K BS x2機
を内蔵しています。
地上波、BS・CSは3機チューナーを実装しているため、地上やBS/CSをHDD録画していても、録画用1機、残りチューナー2機になるため、2画面のまま見ることが可能です。 (4K BSの場合は録画時1画面)
従来機種の52Z3500はチューナー2機だったのでHDD録画になると画面は1画面固定になっていたので、ここが嬉しい機能です。
リモコンレスポンス、操作性
地上波やBS/CSチャンネル切り替えは相変わらず遅いです。12年前と変わっていません。放送波を映像に変換(デコード)する能力がほとんど上がらなんでしょうかね?
これは不満です。
番組表などは呼出しも早く、表示もサクサクしていて気持ち良いです。
二画面機能
自分が前々機種、前期種、現機種とも東芝のテレビを選んでいる理由は二画面機能があることです。
家族でテレビを使う方はチャンネルの取り合いもなくとても良い機能です。
左画面と右画面の(同時表示)ソースの組み合わせは以下です。
左画面 | 右画面 |
放送 | 放送 |
放送 | 外部入力 |
外部入力 | 放送 |
(外部入力:HDMI1~4)
・右画面にBS/110度CS 4K表示不可
・左HDMI、右HDMIの組み合わせはできません
・HDD録画されたものをREGZAが再生する場合、1画面になります。
・ブルーレイレコーダーなどHDMI経由のものは2画面にできます。
・音声は片側左右どちらかのみ出力されます
52Z3500と比べ、リモコンでの二画面の切り替えなど使い勝手機能は同じで使いやすいです。
ただし左右画面の大きさを変える機能は、以前は左画面=大、右画面=小 だけになっています。
左画面は均等の大きさから拡大(右画面は縮小)だけ対応していて、左縮小(右拡大)はできなくなってしまったようです。また、以前は大きさをシームレスに変えられましたが
・左右均等
・左2/3,右1/3(約)
・左3/4,右1/4
の3パターンの大きさしか選択できなくなっています
・左右均等画面
・左2/3,右1/3画面(約)
・左3/4,右1/4画面
動画配信サービス
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を見ることが出来ます。
録画機能
USB-HDDを同時に4台接続することが出来ます。登録は最大8台まで。USB-HDD、最大録画番組数は3,000です。
取扱説明書にUSB-HDDの容量制限の記載はありませんが、東芝純正やサードパーティーの確認表では4TBまでのハードディスク動作確認されています。
まとめ
55M530Xは2020年2月実売価格10万~12万円です。
東芝ブランドの55インチにしては安い部類で、非常に多機能で良い買い物だったと思っています。
REGZAの中で有機ELやタイムシフトなどはいらない方には最適な液晶テレビだと思います。
ただし視野角の狭さは、使う人によっては気に部分になるかもしれません。
55M530Xを候補に考えている人は、4Kチューナーが2→1に減った以外はほぼ同じである55C340Xもお勧めです。
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