テレビで地上デジタル、BSデジタル放送や110°CS(スカパー!)が映らない場合の切り分けを解説します。
地上デジタル放送もBSデジタルも映らない場合
アンテナケーブルなどをいじった後に映らなくなった
この場合、テレビへのアンテナ線入力が「地上デジタル」と「BS/110°CS」
逆に接続していないか(接続ミス)、確認します。以下の記事が参考になります。
アンテナケーブルなどはいじってないのに映らなくなった
・ブースター関連
CATVや一戸建ての場合、アンテナやCATVのケーブルが入ってきたところ(またはアンテナ近く)でブースターと呼ばれる、電波を増幅する機器が取り付けられている場合があります。それが故障するか、ブースターはAC電源で動いているので何らかの理由でAC電源が断たれてブースターが動いていない場合があります。
・CATV関連
CATVは周波数変換している機器(CATV社より貸し出されている)の電源が落ちていたり故障している場合があります。
CATVが光回線で、外の光ファイバー回線からテレビ電波の同軸ケーブル変換供給するV-ONU機器も電源が必要な場合があり、これが落ちっぱなしのケースの故障もありえます。
・宅内配線
外から入ってきたアンテナ線がコンセント部分のような目に見えるところに来るまでに家の内部の配線を伝わってきますが、そこがネズミなどにかじられたり、その他の理由で断線する場合もあります。
一番目に付くところだと浴室の上、ユニットバスから上に上がれる場所があると思いますがあそこに配線が纏められたり接続点があることが多いです。
・共同視聴施設関連
アパート、マンションなど集合住宅の場合、1つのアンテナやCATV機器から分配(分配やブースターもどき)する共同視聴が壊れるか電源が落ちている場合があります。
周りの住人に聞いたり、大家さん、管理会社に問い合わせると良いです。本件含むこれら4件は故障はもとより、停電後の復旧ミス、落雷などで起きる場合もあります。
BSデジタル放送や110°CSと呼ばれるスカパー!だけが映らない
BS/CSアンテナの気象による受診障害
一番多いパターンがこれで、衛星放送の電波はKuバンドという比較的天候に弱い周波数帯なので豪雨、雪で受信できないケースがあります。雪が止んでも、パラボラアンテナの皿の部分に雪が残っていると、お皿の部分で集めていた電波が集まらずに受信障害になります。
BS/CSアンテナへの電源供給
BS/CSアンテナはアンテナ線の家側の機器(テレビやレコーダー)からアンテナ側に電源を供給して受診した電波の周波数変換や偏波と呼ばれる文字通り電波の波の切り分けを行っています。
機器(テレビやレコーダー)からの電源供給がオフになってないか確認してください。下の写真はREGZAの例ですが「衛星アンテナ電源供給」が「しない」になってないか確認、「する」で電源供給されます。
これはLGTVの例。アンテナ電源供給がそれにあたります。
アパート、マンションなどの共同視聴施設の場合もBS/CSアンテナに電源供給している設備があるので、そこの電源入ってないと映りません。
BS/CSアンテナ自体の故障
日中、常に紫外線にさらされるBS/CSアンテナは特にアンテナの電波受信部とアンテナ線を接続しいている部分がシリコンの防水キャップや粘着テープで保護していますが、経年で劣化してそこから水が入るなどして接続不良や電波受信部などが故障します。
写真の水色で囲った部分がそれにあたります。
BS/CSアンテナは屋外にあり故障かどうか切り分けが難しいですが、BS/CSアンテナを設置して10年位したらこの部分の故障を疑ってみましょう。
上記で問題ないなさそうな場合
テレビ自体がおかしい場合があります。
以下の記事を参考に調べてみてください。
(カバー アイキャッチ画像 写真出典)
Christian DornによるPixabayからの画像
Krisztián GazsovicsによるPixabayからの画像
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