ハイセンスジャパン(Hisense)は2020年4月27日にU8Fシリーズ、U7Fシリーズを5月下旬から発売すると発表しました。
この記事ではU8F、U7Fの特徴についてまとめてみました。(画像はハイセンスより)
U8Fシリーズ
U8Fシリーズ
U8Fシリーズはハイセンステレビの中での4K液晶テレビのフラッグシップであったU7Eの後継にあたる機種です。
ハイセンス4K液晶テレビの中でも映像面のハードウェアが一番良かった機種がU7Eだったのですが、そのU7Eに対してさらに強化が図られたものがU8Fになります。
また、65S6E、58S6Eのみに搭載されていた新しい動画配信サービスや二画面機能も盛り込まれており、今までU7EとS6Eの間にあった機能のねじれ・アンバランス(映像面ならU7Eが優れ,他はS6Eが優れ)が解消され、U8Fは全てがそろった4K液晶テレビの最上位と言えます。
ちなみにハイセンスでは液晶ではなく、有機ELテレビ(4K)を55E8000(55E8100)とし唯一発売していますが、今回のU8Fの登場により映像エンジンや動画配信サービスや二画面機能といった機能では、有機ELより優位に立ちました。
U8Fの特徴
以下にU8Fの特徴を記載します。
・映像エンジン強化
U7Eは映像エンジンが「レグザエンジンNEOplus」
U8Fは映像エンジンが「NEOエンジンplus 2020」
に強化。
東芝REGZAで先行しているAIを使った機能や2K→4Kアップスケーリング
(アップコンバータ)アルゴリズム強化などU7Eより強力なエンジンになっています。
4Kテレビと言っても地上波テレビ、BSデジタル/CS(スカパー!)、Blu-rayなどは2Kであり、2Kソースを見ているケースがほとんどで、普段そのソースを4Kテレビ画面にアップコンバータして見ているのですが、このアップコンバータが優れているのは買いな機能だと思われます。
どのくらい優れているか、実際に見てみたいですね。
・バックライトの強化
U7Eはバックライト制御を局所的に行う「ローカルディミング」が搭載されされされていましたが、U8Fは「ローカルディミングplus」となりバックライト分割数の強化が図られています。
・動画配信サービスがVIDAA Ver.3.0に
U7EはVIDAAというハイセンスオリジナルの動画配信サービスランチャーが提供されていましたが、U8FではVIDAA Ver.3.0になり65S6E,58S6Eと同じ最新タイプになりました。
Ver.3.0になり、U7Eは対応動画配信サービス数が11種でしたがU8Fは動画配信サービス数が12種に増えています。
Ver.3.0の最大の違いはVIDAAには無かった以下の3つの動画配信サービス
Amazon Prime Video
ABEMA(Abema TV)
Hulu
が入っています。
VIDAA Ver.3.0で提供される動画配信サービスは以下です。
Netflix
Youtube
Amazon Prime Video
ABEMA(Abema TV)
Hulu
dTV
U-NEXT
DMM.com
スカパー! on demand
TSUTAYA TV
ひかりTV 4K
acTVila
・二画面機能
今までハイセンステレビの中で65S6E,58S6Eにしか搭載されていなかった、REGZAテレビと同機能を持つ二画面機能がU8Fでも搭載されました。
REGZAかハイセンスか迷っていた人はREGZAと同じ二画面機能が提供されることは
ハイセンスの買いポイントが増えたと思います。
・応答速度、低遅延ゲームモード
U7Eと比べゲームモードplusと呼ばれる名称機能が実装されました。
・75V型のラインアップ
U8Fでは唯一、75V型という超大型の75U8Fがラインアップされました。
ハイセンスでは従来は65型が最大でした。
REGZAの現在のラインアップでも最大は65型なので兄貴分(REGZA)を上回る商品展開になりました。
(75U8Fは6月下旬発売予定)
ラインアップ一覧は
75U8F(75V型)
65U8F(65V型)
55U8F(55V型)
50U8F(50V型)
となります。
・気を付けたい消費電力
機能がパワーアップされた分、U8FはU7Eより非常に消費電力が増えています。
55型で比較すると
55U8F 265W
55U7E 160W
65%も増えています。
この点だけは気になさる方は注意が必要です。まあしょうがないですね。
U7Fシリーズ
U7Fシリーズ
U7Fシリーズはスタンダード液晶E6800シリーズの後継になりますが、
U8Fより低価格な位置づけがU7Fです。
U7Fの特徴 U7FとU8Fの違い
U7FとU8Fの違い、U7FはU8Fより低価格な位置づけで違いは
・バックライト
U8Fは「ローカルディミングplus」
U7Fは「直下型」
・倍速対応
U8Fは「120Hz」
U7Fは「60Hz」
・映像エンジン
U8Fは「NEOエンジンplus2020」
U7Fは「NEOエンジン2020」
このように映像面でのハードウェア機能を落とし、お求めやすくしたものがU7Fとなります。
動画配信サービスは最新、二画面機能も搭載
U7Fは映像面のハードウェアは少し劣りますが、U8F同様に動画配信サービスはVIDAA Ver.3.0が搭載され12種の動画配信サービスが楽しめたり、二画面機能も搭載されるようになっています。
ラインアップ一覧は
65U7F(65V型)
55U7F(55V型)
50U7F(50V型)
43U7F(43V型)
になります。
まとめ
ハイセンス4K液晶テレビのラインアップ中で最高画質を買いたい人にはU8F
それほど画質が重視しない方はU7Fになります。
今まで製品ラインナップ上、U7E、S6Eで機能がちぐはぐだった面が解消されると共に機能強化が図られたU8F、U7F。
両シリーズとも従来機種のU7E、S6E、E6800より機能強化されており、
REGZAのように年次改良でシリーズ名が変わっても機能はほとんど変わらないという事は無いので、U8F、U7Fは圧倒的な買いだと思います。
ハイセンステレビシリーズの機能一覧、動画配信サービスの記事は以下にも書いています。
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